20180514 論文ゼミ 篠原

以下の論文について紹介いたします.

Spiny Prey, Fortunate Prey. Dorsal Spines Are an Asset in Intraguild Interactions among Lady Beetles

ナミテントウの幼虫に見られる棘の防衛機能を明らかにした論文です.人為的に棘を除去した幼虫を用意して捕食実験を行い,棘には捕食者(ナナホシテントウ幼虫)からの噛みつきを防ぐ機能があることを示しています.

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2017.00135/full


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# by mushikusa | 2018-05-14 10:29 | 論文ゼミ

20180514 論文ゼミ

発表者:長田 祐基
次の論文を紹介します。

Population Structure, Movement Patterns, and Frequency of Multiple Matings in Tenodera sinensis (Mantodea: Mantidae)

https://academic.oup.com/ee/advance-article-abstract/doi/10.1093/ee/nvy048/4970485?redirectedFrom=fulltext

要旨
Tenodera sinensis(オオカマキリ)では、雌による雄の性的共食いがみられる。T. sinensisの雄では性的共食いに対する逃避行動がみられるが、雌との遭遇率によって逃避するかどうかを変えると言われている。よって、雌雄の遭遇率は性的共食いの進化を論じる上で、重要である。しかし、カマキリの野外における雌雄の遭遇率はまだよく分かっていない。本研究ではT. sinensisの個体群密度、行動パターン、行動圏を推定した。さらに、野外における卵の分布、カマキリの止まっていた位置、カマキリが止まっていた植物の種も記録し、観察から得られた様々な傾向を報告した。

※この論文はまだ登録されておらず、サイトからのダウンロードが不可能だと思いますので、私が人数分印刷して当日持参いたします。



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# by mushikusa | 2018-05-11 16:40 | 論文ゼミ

むしくさセミナー 5/9 (Wed)

発表者 源研究室 B4 竹下大輝

概要
環境DNA分析手法は、対象を傷つけずに網羅的な情報が得られる点が魅力とされています。そのため、個体への配慮が必要とされる希少動物対象の調査では、その魅力が遺憾なく発揮されると言えます。当日、発表者は絶滅危惧Ⅱ類に指定されているオオダイガハラサンショウウオ(Hynobius boulengeri)を対象とした研究計画を発表します。

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# by mushikusa | 2018-05-07 16:43 | むしくさセミナー

むしくさセミナー 5/9 (Wed)

発表者 源研究室 D1 徐寿明

概要
環境DNA (environmental DNA) 分析手法は、近年新たな生物相モニタリング手法として注目を浴びつつあり、従来の調査法よりも、非侵襲的かつ広範囲、迅速かつ高感度であることが報告されています。その一方で、由来や状態、移流や残存といった「環境DNAの基礎情報」に関する知見の充実も求められています。本手法による調査結果の正確性および信頼性の向上だけでなく、本手法の新たな可能性の開拓のためにも、こうした基礎情報の理解および集積は必要不可欠です。
学部・修士を通して、発表者はマアジ (Trachurus japonicus) を対象種として、こうした環境DNAの基礎情報の充実に努めてきました。当日の発表では、修士での研究内容について少しお話した後、博士課程での研究計画と現在の進捗状況について紹介します。

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# by mushikusa | 2018-05-07 15:47

論文ゼミ 20180507 上原

論文タイトル:Disturbance and change in biodiversity
発表者:上原勇樹(生物多様性研究室M2)


概要
理論の論文です。
生物多様性の形成に攪乱が影響を与えることはよく知られています。生態系保全への努力や生態学的資源の管理のためにはコミュニティに対する攪乱を定量化する必要があり、このためWeb of Scienceでは"diversity"と"disturbance"のキーワードで検索すると6500件以上がヒットするほど文献が存在します。このためには、生物多様性のパターンが攪乱の後にどのように変化するかを予測するために一般的なガイドラインを開発することが重要です。
そこでこの論文では、攪乱を3種類(D,B,K)に分けて個体ベースモデルを用いたシミュレーションをおこない、species richnessなどに3種類の攪乱の組み合わせが与える影響を調べています。

※結果のグラフのグラデーションがきれい(ゆえにカラーでないと見づらい)ため、カラーで論文を持ってきていただくことをおすすめします。
※また、5月7日は15:40よりネットワークが停止するそうなので、念のため早めの印刷やダウンロードをお願いいたします。

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# by mushikusa | 2018-05-07 00:00 | 論文ゼミ