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20180530 むしくさセミナー 矢指本 哲

発表者 源研究室 B4 矢指本 哲

概要
特定外来生物はその在/不在や分布の迅速、正確な把握が不可欠です。低コストかつ迅速、正確に情報を得ることができる環境DNA手法はこれらの種の検出に適しており、生態系の保全等に貢献できると考えます。また、環境DNA手法を用いた種の検出は多く行われていますが、それらの大部分が水環境由来のDNAを用いたもので土壌由来のDNAを対象とした研究は非常に少ないという現状があります。
当日は特定外来生物に指定されているアルゼンチンアリ(Linepithema humile)とヒアリ(Solenopsis invicta)の土壌由来DNAを対象とする研究に関する発表行います。

by mushikusa | 2018-05-29 15:14 | むしくさセミナー

5/28 論文ゼミ 西村

Mechanisms and Evidence of Genital Coevolution: The Roles of Natural Selection, Mate Choice, and Sexual Conflict

雌雄間の交尾器の共進化は交尾中の雌雄の交尾器間の直接的な相互作用によるものと一般的に考えられている.
この論文では,交尾器の共進化を引き起こす様々なメカニズム,自然淘汰,female choice,雄間競争の相互作用がどのように性的に拮抗した共進化を導く性的対立を引き起こすのかを紹介している.
各淘汰の共進化を引き起こすメカニズムの説明もわかりやすく,昆虫以外にも多くの種を対象とした研究例が紹介されており,自らの交尾器進化への理解を深め、視野を広げることができた.

http://cshperspectives.cshlp.org/content/7/7/a017749.short

by mushikusa | 2018-05-25 17:02 | 論文ゼミ

2018.5.28 論文ゼミ 石井

Shading by invasive shrub reduces seed production and pollinator services in a native herb

外来種であるLonicera maackii(ハナヒョウタンボク)と在来種であるGeranium maculatum(フウロソウの仲間)を用いて、外来種による在来種の結実や送粉者サービスへの影響について、検証した論文を紹介します。

現在、背丈の低い植物と送粉者の関係が他の植物から受ける負の影響について調べているため参考になりました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s10530-009-9680-4



by mushikusa | 2018-05-25 15:24 | 論文ゼミ

20180521 論文ゼミ 中田

Livingin the city: urban environments shape the evolution of a native annual plant

北アメリカの5つの地域において、都市と田舎からLepidium virginicum(マメグンバイナズナ)の種子を採取し、栽培実験と遺伝解析によって都市化に伴う進化を議論した論文です。
この研究では、同じ地域の田舎個体より異なる地域の都市個体間で遺伝的に近い関係にあることが明らかとなっています。
都市化によってどのような形質の変化が起こっているか知ることができました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/gcb.13528


by mushikusa | 2018-05-18 19:38 | 論文ゼミ

2018.5.21 論文ゼミ 勝原

Safe sites of pollen placement: a conflict of interest between plants and bees?

シオガマギク(Pedicularis)4種と、その送粉者であるマルハナバチ(Bombus friseanus)を用いて、送粉者他表上の花粉付着位置が、植物にとって安全な位置(つまり、マルハナバチの毛繕いによって取り除かれてしまうことのない位置)なのか、という問いについて検証した論文を紹介します。

データのデザインも統計解析もすごくシンプルな研究ですが、着眼点がおもしろく、研究のアイデアや論文の書き方を考える上で非常に勉強になりました。

URL:https://link.springer.com/content/pdf/10.1007%2Fs00442-017-3999-9.pdf


by mushikusa | 2018-05-18 19:11 | 論文ゼミ

2018.5.16 むしくさ 邑上

タイトル「雄性両全性同株植物ツユクサにおける花形態の性的二型性―送粉プロセスに着目して―」
発表者 生物多様性研究室M2 邑上夏菜

昨年度の研究紹介と、今年度の研究計画についてお話します。ぜひ、多くのご意見をいただけると幸いです。

昨年度:1株に両性花と雄花を咲かせる”雄性両全性同株”では、雄花が両性花に比べて花サイズが小さい種が多いことが知られています。しかし、雄花の花サイズが小さくなることは、”訪花頻度の低下”や”花形態と送粉者とのマッチングの低下”など、デメリットが存在する可能性があります。そこで、「雄花の小型化に伴うデメリットが存在するのか」「デメリットの軽減のための適応が雄花で見られるのか?」について研究しています。
今年度:送粉者制限は送粉者が少ない環境下だけでなく、開花数が多いときは送粉者が多い環境下でも生じうることに着目し、送粉者量が相反する都市域と里山域で、同様に自殖率が増加するのか、自殖的な形質が進化するのかについて検証したいと考えています。


by mushikusa | 2018-05-16 02:33 | むしくさセミナー

2018.5.16 むしくさ 勝原

タイトル 「自殖の進化と2種共存:送粉者を介した競争が引き起こすEco-Evoダイナミクス」
発表者 生物多様性研究室D2 勝原光希

概要

今回は、「先行自家受粉の進化によって、繁殖干渉下での2種共存が可能になる」という仮説について、数理モデルによるシミュレーションを用いて検証を行った研究を紹介します。
後半では、この研究に関して今どんな解析を行っているのか、現在僕がぶつかっている問題についてお話して、皆様とも議論させていただきたいと考えています。





by mushikusa | 2018-05-15 19:46 | むしくさセミナー

20180514 論文ゼミ 篠原

以下の論文について紹介いたします.

Spiny Prey, Fortunate Prey. Dorsal Spines Are an Asset in Intraguild Interactions among Lady Beetles

ナミテントウの幼虫に見られる棘の防衛機能を明らかにした論文です.人為的に棘を除去した幼虫を用意して捕食実験を行い,棘には捕食者(ナナホシテントウ幼虫)からの噛みつきを防ぐ機能があることを示しています.

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2017.00135/full


by mushikusa | 2018-05-14 10:29 | 論文ゼミ

20180514 論文ゼミ

発表者:長田 祐基
次の論文を紹介します。

Population Structure, Movement Patterns, and Frequency of Multiple Matings in Tenodera sinensis (Mantodea: Mantidae)

https://academic.oup.com/ee/advance-article-abstract/doi/10.1093/ee/nvy048/4970485?redirectedFrom=fulltext

要旨
Tenodera sinensis(オオカマキリ)では、雌による雄の性的共食いがみられる。T. sinensisの雄では性的共食いに対する逃避行動がみられるが、雌との遭遇率によって逃避するかどうかを変えると言われている。よって、雌雄の遭遇率は性的共食いの進化を論じる上で、重要である。しかし、カマキリの野外における雌雄の遭遇率はまだよく分かっていない。本研究ではT. sinensisの個体群密度、行動パターン、行動圏を推定した。さらに、野外における卵の分布、カマキリの止まっていた位置、カマキリが止まっていた植物の種も記録し、観察から得られた様々な傾向を報告した。

※この論文はまだ登録されておらず、サイトからのダウンロードが不可能だと思いますので、私が人数分印刷して当日持参いたします。



by mushikusa | 2018-05-11 16:40 | 論文ゼミ

むしくさセミナー 5/9 (Wed)

発表者 源研究室 B4 竹下大輝

概要
環境DNA分析手法は、対象を傷つけずに網羅的な情報が得られる点が魅力とされています。そのため、個体への配慮が必要とされる希少動物対象の調査では、その魅力が遺憾なく発揮されると言えます。当日、発表者は絶滅危惧Ⅱ類に指定されているオオダイガハラサンショウウオ(Hynobius boulengeri)を対象とした研究計画を発表します。

by mushikusa | 2018-05-07 16:43 | むしくさセミナー