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2017.11.27 論文ゼミ 夏

Strong selection on male plumage in a hybrid zone between a hybrid bird species and one of its parents

R. I. BAILEY1, M. R. TESAKER 1, C. N. TRIER & G.-P. SÆTRE


Homoploid hybrid speciation(HHS)は雑種と親種の間に生殖バリアが必要である,親種間の不完全な生殖隔離(RI)にも関わらず。新たな二次性的形質は親種両方に対する接合前隔離を引き起こすかもしれない。一方,親集団に継承されたシグナル特徴を持つ雑種集団はもう一つの親集団に対する接合前隔離を生じるかもしれない。

ここで,我々は狭い高山交雑帯におけるイタリアスズメ(雑種集団)とハウススズメ(親集団の一つ)の間に雄羽毛機能における違いが配偶前バリアをとするかどうかを調べた。

イタリアスズメの羽毛は親特徴の複合モザイクである,そして頭の羽毛はもう一つ親集団のスペインスズメと最も似ている。

我々は三つの羽毛特徴に対する選択、75核SNPsとこれらのSNPsを基づいた交雑指数を調べるため地理的クライン分析を用いた。

いくつのSNPsはアルプスにおいて,制限された浸透の証拠を示した。クラウンの色は最も狭い羽毛クラインを示し,適応度の37%(4%-65%)が下がることを表した。クラインは狭過ぎて,中立浸透によるものとは言えない。交雑帯において,クラウンの色だけが有意の二峰性を示した。この二峰性はRI若しくはメインQTLによるものかもしれない,ただし,適応度の見積もりは選択がこのパタンに貢献することを示唆する。我々はHHSとイタリアスズメの種の状態に関しての意義を議論する。


URL:

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jeb.12652/epdf


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by mushikusa | 2017-11-27 03:04 | 論文ゼミ

2017.11.27 論文ゼミ 勝原


Dynamics and persistence in a metacommunitycentred on the plant Antirrhinum majus: theoreticalpredictions and an empirical test

ピレネー山脈に生育するキンギョソウと、その種子を食べるゾウムシ、そのゾウムシに寄生する寄生蜂の、3つの栄養段階にわたる相互作用ネットワークのメタコミュニティの持続性について、実証と理論を組み合わせてアプローチした論文を紹介します。
本研究では、2年間にわたる野外調査と、様々な観点からの理論モデルの解析から、メタコミュニティ持続のメインプロセスが、Source-sink関係にあるパッチ間の移動分散にあることを強く示唆しています。
読み応えもあり、ひとつひとつ仮説をクリアしながら理論的に検証をすすめるアイデアが多く得られる論文でした。

URL:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2745.12515/full


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by mushikusa | 2017-11-26 23:34 | 論文ゼミ

20171113 論文ゼミ 上原

タイトル:

Coexistence of species with differentdispersal across landscapes: a critical role of spatial correlation indisturbance

Jinbao Liao et al.


発表者:上原勇樹(生物多様性研究室M1)


理論の論文です。植物群集の種共存と攪乱レジーム・攪乱の空間自己相関の相互作用を見ている論文です。


攪乱は植物群集で種多様性の維持のカギとなっている。攪乱の頻度や程度の種多様性への影響はこれまで研究されてきたが、これらの攪乱の様子が種多様性に影響を及ぼす攪乱の空間構造とどのように相互作用するのかについてまだメカニズムは理解されていない。生態系の保全や管理に関して理論的に次のことを実証する。「生態系に空間自己相関する攪乱を導入したり現存の攪乱レジームを変更することが、生物種の侵入を制御したり生物種の共存を促進したりするための有用な戦略となりうる。」これによって攪乱パターンの解析は生物多様性保全に新しい見識を与えるかもしれない。


リンク(学外インターネットからでもアクセスできると思います。)

http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/283/1830/20160537?utm_source=TrendMD&utm_medium=cpc&utm_campaign=Proceedings_B_TrendMD_0



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by mushikusa | 2017-11-13 08:48 | 論文ゼミ

2017/11/6 論文ゼミ 黒田

Do brain parasites alter host personality? – Experimentalstudy in minnows

動物パーソナリティは、個体中で変化する行動として定義され、個体内の時間・環境を通して一貫している。パーソナリティは、集団内で相関する可能性があり、行動症候群を指す。パーソナリティは、資源競争の違いに応じて進化する可能性があるが、寄生その他の説明は最近まで無視されてきた。 自然の動物集団において、寄生は死亡や致死的な適応コストの重要な要因である。寄生は直接的に寄主を殺すことはないが、寄主適応度を減少させうる。寄生は動物パーソナリティの進化や発現を形作る重要な役割をもつ可能性があるにもかかわらず、動物パーソナリティにおける行動結果の実証的研究は少ない。本研究では、熱帯の寄生吸虫 とその寄主ミノーを用いて検証した。

URL
https://link.springer.com/content/pdf/10.1007%2Fs00265-013-1634-2.pdf



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by mushikusa | 2017-11-05 21:27