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カテゴリ:むしくさセミナー( 153 )

20190717 むしくさセミナー 竹下

キタサンショウウオの水槽実験と、今後進展予定のオオダイガハラサンショウウオの研究予定について発表します。

前者は卒業研究で残った
・卵嚢や個体からの環境DNA放出の実態が不明
・繁殖期に検出された環境DNAが卵嚢、親どちらによる所が大きいか
という課題意識から始まりました。

後者は
・オオダイの詳細な分布情報の欠如
・オオダイと河川魚類との相互作用が不明
・個体発見に困難を伴う一方、環境DNA分析の適用例無し
という課題意識による研究です。

by mushikusa | 2019-07-15 16:42 | むしくさセミナー

2019.7.15 論文ゼミ 田村

Homogenizingand diversifying effects of intensive agricultural land-use on plant speciesbeta diversity in Central Europe — A call to adapt our conservation measures


URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969716322902


ドイツの軍用地と集約的農業地域で植生調査を行い、集約的農業が種構成(β多様性)に及ぼす影響とその要因について検証している論文です。


by mushikusa | 2019-07-13 09:48 | むしくさセミナー

2019.6.19 むしくさセミナー B4 冨田

タイトル:水田畦畔において人為管理の程度が植物-送粉者ネットワークの構造に与える影響
発表者:生物多様性研究室 B4 冨田

6/19(水)のむしくさセミナーでは、卒業論文の研究計画を発表します。
近年、人間活動がもたらす様々な土地利用変化によって生物多様性の減少が引き起こされています。これまで生物多様性の減少の要因やメカニズムは多く研究されてきましたが、送粉サービスのような生態的機能の低下の要因やメカニズムはあまり研究されてきませんでした。特に、送粉サービスを考える上で重要な植物-送粉者ネットワークの構造についても研究が進んでいません。
そこで本研究では、水田畦畔において、人間が土地利用に関わる程度によって植物-送粉者ネットワークの構造にどのような影響があるかを目的としました。

by mushikusa | 2019-06-18 15:03 | むしくさセミナー

2019.6.5 むしくさセミナー 田村

タイトル:植物の多様性に対する圃場整備の影響は平田と棚田で異なるか
発表者:生物多様性研究室 B4 田村

卒論の研究計画を発表します。
日本の水田における平田の割合は9割近くになっていますが、平田の畦畔における研究は棚田に比べあまり行われていません。
卒論では圃場整備の平田に対する影響を調べるとともに、その影響を棚田の圃場整備の影響と比較検討します。


by mushikusa | 2019-06-05 12:00 | むしくさセミナー

190529 むしくさセミナー D2 徐

タイトル In situ hybridization法による魚類環境DNAの視覚化
発表者 源研究室 D2 徐寿明

環境DNAの生理学的な由来および物理化学的状態の理解は、環境DNA分析手法を用いる上で最も根本的で、かつ分かっていないことの多い課題の一つです。発表者は、特に博士後期課程より、細胞内およびスライド標本上で特定の遺伝子やRNAを可視化させるin situ hybridization (ISH) 法を用いて、魚類の環境DNAの視覚化に取り組んでいます。本発表では、昨年度の主な研究結果の後、今年度の計画について簡単に紹介します。

by mushikusa | 2019-05-25 01:48 | むしくさセミナー

2019.5.08 むしくさ 中田

タイトル:都市化による環境変化が起こす植物の種内変異
ー阪神地区の水田畦畔における検証ー
発表者:生物多様性研究室M2 中田泰地

前半では、昨年までの研究の内容を、後半では研究計画を発表します。多くのご意見をいただければ幸いです。
概要
近年の急速な都市環境の拡大に伴い、植物の機能形質は都市環境に応じた変化が確認されています。しかし、複数種を対象とした都市環境下で植物に与える影響や、都市化によって機能形質の変化を起こす要因が明らかとなっていません。そこで本研究では、「植物の機能形質は都市化の影響をうけるか?」について検証します。

by mushikusa | 2019-05-08 10:59 | むしくさセミナー

むしくさセミナー 20181219 邑上

むしくさセミナー

日時:2018/12/19
発表者:邑上
タイトル:「雄性両全性同株植物ツユクサにおける花形態の性的二型性―送粉プロセスに着目して―」

各個体が両性花と雄花を咲かせる“雄性両全性同株”は、非常に稀な性表現(約1.2%)であるが、世界で約4000種、複数の分類群で独立に進化している雄性両全性同株の中には、可塑的に雄花生産を行う種が多く知られており、一般的に雄花の花サイズが両性花と比べて小さいものが多い。これらの種は資源制限下で雄花を多く生産し、これまで資源配分の最適化の面で適応的だと考えられてきた。しかし、送粉プロセスに着目すると、雄花の小型化は“訪花頻度の低下”や“花形態と送粉者のマッチングの低下”をもたらし、花粉親としての成功に負の影響を与えることが予測される。そこで、可塑的に雄花生産を行う雄性両全性同株のツユクサ(Commelina communis)を用いて、送粉昆虫の訪花行動と花形態形質を両性花と雄花とで詳細に比較することで、「雄性両全性同株で一般的な小型の雄花は、送粉プロセスにおいてデメリットがあるのか」「そのデメリットを軽減するために、雄花に特有の花形態(性的二型)がみられるか」について検証した。


by mushikusa | 2018-12-19 11:58 | むしくさセミナー

むしくさセミナー 20181128 上原勇樹

タイトル
「地域的攪乱レジームが種プールの対攪乱応答を変化させる」
発表者
上原勇樹 (生物多様性研究室M2)

攪乱は、競争に強い種による競争排除を妨げて競争に弱い種を残すという点で、生物多様性の維持機構において大きな役割を果たしており、生態学において重要なテーマのひとつである。攪乱については、攪乱が中庸であるとき種多様性が最も高くなるという仮説(中規模攪乱仮説)が知られている。多くの研究が中規模攪乱仮説を支持しているが、種多様性が最大となる攪乱の程度は異なる。そしてその決定要因については明らかになっていない。
そこで本研究では、コンピュータによる数値シミュレーションを用いて、この決定要因についてひとつの仮説を検証している。

今回の発表では前回までの発表の概説と、野外シナリオの再現(1例2パターン)についてお話しします。

by mushikusa | 2018-11-28 11:00 | むしくさセミナー

むしくさ 2018.11.14 石井

発表者:生物多様性研究室 B4 石井凜
タイトル「送粉過程における放射相称花のにおける花の横向きの適応意義」

植物にとって花の形質は繁殖に関わる重要な要素です。
今回はその一つである花の向きに関して送粉過程に着目して調査しました。

うまくまとまっていない部分が多いので、アドバイスを頂けたら嬉しいです。


by mushikusa | 2018-11-14 13:03 | むしくさセミナー

18.11.14 むしくさ B4 長田

「チョウセンカマキリの繁殖フェノロジーと雌の交尾頻度」
発表者 進化生態学研究室B4 長田祐基

カマキリは雌が性的共食いをする肉食性昆虫です。これは性的対立を生じさせ、雄側に共食いのデメリットを克服するような選択圧がかかります。先行研究では、そもそも共食いされないように立ち回るという行動や、共食いされると交尾を試みるという事象が報告されています。加えて雄間の精子競争の存在と、共食いされた雄が精子競争において有利になる事を示唆する先行研究が報告されていますが、一方で雌の多回交尾の低減を示す研究も報告されています。実際のところ雌の多回交尾頻度(精子競争の程度)は分かっていません。
そこで本研究では「チョウセンカマキリの雌が野外でいつ・どのくらい交尾するのか明らかにすること」を目的としました。

前回の内容に加えて、2018年調査のフェノロジーをお見せできると思います。
2018年調査では人員毎の捕獲数を記録し、個人の採集能力を調査努力として重み付けするという試みをしていますが、まだ煮詰まっていないので、その点の助言をいただけると助かります。

by mushikusa | 2018-11-13 19:55 | むしくさセミナー