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論文ゼミ 2015/5/18

発表者 黒田
以下の論文を発表します。
「Male mating behavior reduces the risk of sexual cannibalism in an Australian praying mantid(Japan Ethological Society and Springer 2008)」

http://link.springer.com/article/10.1007/s10164-008-0130-z#page-1

要旨
繁殖様式は各々の性が自身の繁殖適応度を最大限に引き出そうとする雌雄間の関係の結果であり,雌雄への異なる形の選択圧は一方の性の適応度を増加させる傍らで,もう一方の性の適応度を減少させる.性的共食いはその究極の対立である.交尾後の共食いによって雄は雌の栄養となる。交尾中の共食いによって,雄はより長く交尾し精子の輸送と遺伝子の相続の可能性を増加させる.しかし,交尾前の共食いは遺伝子を残せないため雄にとって損である.性的共食いが上記のような性的対立を代表する場合,共食いのリスクを減少させる雄の形質を見つけられるはずだ. そこで, カマキリの一種であるP.albofimbriataの雄の交尾行動,特にリスク回避行動に注目して雄の交尾時の方向,接近までの時間,求愛行動の有無と頻度を調べた.同時に,雌の体サイズの増加が共食いを引き起こす重要なネガティブ要因となるかについて,雄のリスク回避行動と雌の様々な体サイズの関係性について調べた.
by mushikusa | 2015-05-15 22:02
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