むしくさぜみ

発表者:日髙舜介
題目「環境DNA分析手法を用いたオオサンショウウオの西日本広域調査」

近年、生物多様性が減少していく中で、生物種の分布の把握は極めて重要となってきている。
そこで、今回は準絶滅危惧種に指定されているオオサンショウウオを対象に環境DNA分析手法を
もちいて行った、卒業研究の内容と、これからの研究計画について発表を行う。

環境DNA分析手法とは、生物が糞や尿、粘膜を由来に環境中に放出しているDNA断片を検出する
ことで対象の種がそこに存在するかどうかを調べる手法であり、低コストで広域の調査を行うことができる。この手法をもちいて、西日本広域のオオサンショウウオの調査を行った。また、オオサンショウウオは外来種のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が桂川水系で問題となっており、他水系においてもそのような交雑が見られないかを調査した。さらに、これと平行して環境DNA手法のデメリットである、いるはずなのに検出できないという偽陰性を補完するため、核DNA中のrDNAを用いた、感度の高い検出系
の開発も行った。

結果としては、調査を行った全ての河川でオオサンショウウオを検出することができ、また、チュウゴクオオサンショウウオの侵入は他水系では見られなかった。
検出感度の高い検出系の開発においては、種を分類することはできなかったがオオサンショウウオ属を検出できる、高感度の検出系の開発に成功した。

今回の、調査で検出された点は目撃情報とも一致し、河川調査における環境DNA分析手法の有用性を示せ他と考えられ、また更なる応用可能生をも見ることができた。

今日は、この研究内容に加え今後の研究計画の発表を行う。
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by mushikusa | 2015-04-15 12:46
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