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むしくさゼミ(研究結果、計画発表)

日時:2012年4月18日(水) 13:20〜 M2 永田

題目: 半自然草原における管理の放棄、変化に伴う植物多様性の減少メカニズムの解明

半自然草原とは、野焼きや草刈りなど人の管理によって維持されてきた草原である。半自然草原は多様な草原性生物を育む環境であるが、近年、ライフスタイルの変化や管理者の高齢化などに伴い、半自然草原の面積が減少しており、草原性生物の多様性減少が世界的に報告されている。日本においても多くの草原性種の絶滅や減少が危惧されており、早急な保全策の提案が必要とされている。
本研究では長野県開田高原の半自然草原において、草原管理とそれによって変化する生育地の環境要因が、植物にどのように影響を与えているのかを明らかにする。その結果をもとに、具体的な保全策の提言を目指し、草地保全の取り組みを少しでもサポートすることを目標とする。
2010年、2011年の調査結果より、①管理ー植物多様性②管理ー環境要因③環境要因ー植物多様性の関係を示し、考察を行う。またこの結果を受け、今年の研究計画を発表する。
by mushikusa | 2012-04-15 22:13 | むしくさセミナー
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