論文ゼミ 2017.12.18 里見

タイトル:Evolutionary allometry reveals a shift in selection pressure on male horn size

種内に働く選択圧が,発育上の制約とどのように相互作用するかは、まだほとんど理解されていない.特に,性淘汰が進化的アロメトリーに影響を及ぼすかどうかはほとんど知られていない.雌雄ともに角を発達させるウシ科に注目し,91種を含むデータセットを用いて,性淘汰の強さ(配偶システム)と種間系統関係の両方を考慮して,角サイズと体重の間の進化的アロメトリーを雌雄間で比較した研究を紹介します.


http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jeb.13142/epdf
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# by mushikusa | 2017-12-16 21:56 | 論文ゼミ

2017.12.11 論文ゼミ 邑上

Andromonoecy in an Old World Papilionoid legume, Erophaca baetica

Authors

1株に両性花と雄花をつける雄性両全性同株のマメ科ソラマメ亜科Erophacabaeticaを対象に「形態機能の相関」と「地理的分布」を調べて雄花の意義について最後に考察しており、記載寄りの論文となっています。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1438-8677.2012.00648.x/full
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# by mushikusa | 2017-12-11 11:58

2017.12.4 論文ゼミ 篠原

The Role of Life-History and Ecology in the Evolution of Color Patterns in Australian Chrysomeline Beetles

オーストラリアのハムシ亜科を用いた色彩の進化の論文です.ハムシの形態,ハビタット,寄主植物の違いが色彩とどう関連しているのかについて,系統種間比較を行うことで明らかにしています.

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2017.00140/full#supplementary-material

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# by mushikusa | 2017-12-04 11:13 | 論文ゼミ

2017.12.4 論文ゼミ 西村太良

Sexual selection and genital evolution


雄交尾器形態は全ての形態の中でも最も分化していると考えられている.交尾器形態の分化は性淘汰によって説明できると考えられている.しかし,性淘汰には複数のメカニズムが存在し,メカニズム間の識別は困難である.

ここで,本レビューは過去の交尾器形態に働く性淘汰を検証した研究や議論を紹介しながら現在の性淘汰の重要性や,性淘汰のメカニズムの識別への見解を示した.


http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0169534703003744
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# by mushikusa | 2017-12-01 16:10 | 論文ゼミ

2017.11.27 論文ゼミ 夏

Strong selection on male plumage in a hybrid zone between a hybrid bird species and one of its parents

R. I. BAILEY1, M. R. TESAKER 1, C. N. TRIER & G.-P. SÆTRE


Homoploid hybrid speciation(HHS)は雑種と親種の間に生殖バリアが必要である,親種間の不完全な生殖隔離(RI)にも関わらず。新たな二次性的形質は親種両方に対する接合前隔離を引き起こすかもしれない。一方,親集団に継承されたシグナル特徴を持つ雑種集団はもう一つの親集団に対する接合前隔離を生じるかもしれない。

ここで,我々は狭い高山交雑帯におけるイタリアスズメ(雑種集団)とハウススズメ(親集団の一つ)の間に雄羽毛機能における違いが配偶前バリアをとするかどうかを調べた。

イタリアスズメの羽毛は親特徴の複合モザイクである,そして頭の羽毛はもう一つ親集団のスペインスズメと最も似ている。

我々は三つの羽毛特徴に対する選択、75核SNPsとこれらのSNPsを基づいた交雑指数を調べるため地理的クライン分析を用いた。

いくつのSNPsはアルプスにおいて,制限された浸透の証拠を示した。クラウンの色は最も狭い羽毛クラインを示し,適応度の37%(4%-65%)が下がることを表した。クラインは狭過ぎて,中立浸透によるものとは言えない。交雑帯において,クラウンの色だけが有意の二峰性を示した。この二峰性はRI若しくはメインQTLによるものかもしれない,ただし,適応度の見積もりは選択がこのパタンに貢献することを示唆する。我々はHHSとイタリアスズメの種の状態に関しての意義を議論する。


URL:

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jeb.12652/epdf


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# by mushikusa | 2017-11-27 03:04 | 論文ゼミ