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むしくさゼミ

4月26日(水)13:20-
担当:日下石 碧
タイトル「特殊化した花形態の適応的意義:送粉者相の限定および送粉効率への影響」

地球上に顕花植物は20万~40万種存在すると言われ、その花形態は多様である。
花形態の代表的な形質に花弁の相称性と花筒の有無がある。
花弁の相称性は訪花昆虫への特殊化の結果獲得した形質であると考えられている。
そして、相称性の中で放射相称花と左右相称花の花弁サイズを比較したときに種内のばらつきは左右相称花で小さくなることが知られている。
一方で、相称性の獲得によって、送粉効率が良くなることが予測され、その結果、花粉胚珠比が低下することが予測されている。

本研究ではまず初めに、
①左右相称花で花弁サイズ変異が小さくなる
についていくつかの仮説と比較し検証行った。
次に、
②相称性の獲得によって、送粉効率が良くなり、花粉胚珠比が減少するか?
③花筒の獲得によって送粉効率が良くなり、花粉胚珠比が減少するか?
の3つの疑問についての結果を報告する。
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by mushikusa | 2016-04-26 19:06 | むしくさセミナー

論文ゼミ 2016.4.25 篠原

発表者 :篠原 忠
日時  :2016年4月25日(月)13:20~
タイトル:Evolution of Spermophagus seed beetles (Coleoptera, Bruchinae, Amblycerini) indicates both synchronous and delayed colonizations of host plants

マメゾウムシの系統進化に関する論文です.マメゾウムシ類は主にマメ科植物の種子を食べる昆虫ですが,一部のグループは異なる植物を利用します.イクビマメゾウムシ属 Spermophagusはヒルガオ科やアオイ科の植物を利用するグループです.今回紹介するこの論文では,この仲間の寄主利用の進化や祖先の分布の歴史を明らかにしています.

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790315001165
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by mushikusa | 2016-04-25 10:27 | むしくさセミナー

論文ゼミ 4月25日

発表者 :平岩 将良
日時  :2016年4月25日(月)13:20~
タイトル:Realising multiple ecosystem services based on the response of three beneficial insect groups to floral traits and trait diversity

圃場の周囲にwildflower stripsと呼ばれる植生のベルトを設置することが、農業益虫を保護する上で重要なツールとなっている。この植生のベルト内の花の形質や形質の多様性が、農業益虫(マルハナバチ、ハナアブ、寄生蜂)の訪花に対して、どのような影響を与えるのか調べた論文を紹介します。

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S143917911200045X
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by mushikusa | 2016-04-22 21:35

4月20日むしくさ 冨田

担当:冨田

内容:卒業論文発表および修士からの研究計画

前半は、卒業論文のテーマ、「環境DNA分析手法を用いた、サンショウウオ属の検出法の開発」について発表します。

後半は、修士からの計画についてです。設計したユニバーサルプライマーを用いた、ヒダサンショウウオの季節・成長段階における移動の観察、およびプライマーでまだ取り扱っていないサンショウウオが検出可能かどうかの検証について発表します。

ヒダサンショウウオ(Hynobius. kimurae)は、西日本に広く分布していますが、産卵準備および産卵期間、変態時期などが地域によって異なるなど、詳しい生態が明らかになっていません。環境DNAを用いた定点観測を行うことで、その季節性や環境要因との関係を明らかにすることを目的とします。
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by mushikusa | 2016-04-20 11:32 | むしくさセミナー

むしくさゼミ

4月20日むしくさゼミ
担当:坂田

内容:卒業研究発表と修士研究計画発表

前半は卒業研究の発表(堆積物からの環境DNA検出)を、後半では修士研究である六甲山系トンボ目調査に関する計画を発表します。

トンボ目は水環境、陸上環境の両者を指標することのできる生物であり、環境指標生物として有用である。しかし、従来行われてきた調査では、主にため池で飛んでいる成虫の調査であった。これは、真にその環境で生活している種のみではなく飛来種も含まれてしまう可能性が高い。しかし、水中に生息する幼虫の調査は容易ではない。そこで、環境DNAを用いて調査を行うこととした。
本研究では、環境に生息するトンボ目とその他の環境要因との関係を明らかにすることを目的とする。
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by mushikusa | 2016-04-20 11:01 | むしくさセミナー