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論文ゼミ 2015年6月1日 勝原

日時:6月1日(月)13:20〜
発表者:勝原光希

以下の論文を紹介します.
「A new pollinating seed-consuming mutualism between Rheum nobile and a fly fungus gnat, Bradysia sp., involving pollinator attraction by a specific floral compound」

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/nph.12856/epdf

要旨
ヒマラヤの高山地帯に生育するセイタカダイオウと、その送粉者であるクロバネキノコバエの相利共生関係について研究した論文になります。
花粉を運びながらも、種子に卵を産み付け幼虫の餌にしてしまうクロバネキノコバエは、真にセイタカダイオウの相利共生のパートナーなのか? もしそうであるなら、その相利共生を支えている「嗅覚的な目印olfactory cues」はどのように機能しているのか? 
上記の2つの問に答えることを目的としてあげながら、高山固有のセイタカダイオウの繁殖様式や、クロバネキノコバエの送粉行動などの珍しい内容についても豊富な観察データで検討されていて、興味深い内容になっています。
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by mushikusa | 2015-05-31 23:52

統計ゼミ 2015/6/1 冨田

12:30から論文ゼミをB103で行います。
第4章 母集団と標本です。
推測統計学の基礎となる考え方についての範囲になっています。
用語などの紹介が主になるので、非常にあっさりとしたものになりそうです。
今までの範囲の復習と、予習をしておいて頂けると、スムーズだと思います。
よろしくお願いします。
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by mushikusa | 2015-05-31 22:26 | むしくさセミナー

むしくさセミナー 2015/5/26 長井

日時:5月26日
発表者:長井拓馬(生物多様性研究室)
題目:放棄水田畦畔における伝統的管理の再導入による植物多様性の再生

水田畦畔に成立する半自然草地は高い生物多様性が維持されてきた場所であるが、
耕作放棄によりその面積は近年減少しつつある。
生物多様性の保全には再生が重要だが、日本においてその知見は非常に少ない。
本研究では、伝統的管理(草刈り)の再導入による再生実験を行い、効果的な再生法の検証を行っている。
1年目の調査結果と今後の予定について発表する。
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by mushikusa | 2015-05-26 23:33 | むしくさセミナー

むしくさセミナー 2015/5/26 13:00~

日時:5月26日 13:00〜
発表者:勝原光希(生物多様性研究室)
題目:匂いを誘引に用いる植物における、目立たない花弁の適応的意義(仮)

今回は、この春に石川県で研究を行った、ユキノシタ科の多年生草本、コチャルメルソウについての研究の途中経過を発表したいと思います。

被子植物における花弁形態の多様化は、送粉者を介する自然選択によってもたらされたと考えられる。
植物は、送粉者に対する視覚的な目印として、花弁のサイズ、色、形を多様化させてきた。
しかし、匂いによって送粉者を誘引する(つまり、視覚的な目印として花弁を必要としない)植物における花弁の機能についての研究はあまり多くない。
そこで本研究では、コチャルメルソウを用いて、視覚的な目印以外の花弁の機能について検証を行った。

時間に余裕があれば、上記の研究経過報告に加えて、卒業研究「同所的に分布するツユクサとケツユクサにおける繁殖干渉の可能性」についても発表をさせていただこうと考えています。
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by mushikusa | 2015-05-26 20:24 | むしくさセミナー

TBJCやります。

時間:4月27日、むしくさセミナー終了後
場所:むしくさセミナーと同じ教室

取り上げる論文
Bagchi, Robert, et al. "Pathogens and insect herbivores drive rainforest plant diversity and composition." Nature 506.7486 (2014): 85-88.

病原菌や植食性昆虫のような植物にとっての天敵が植物の多様性を高めるという論文を紹介します。

平岩
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by mushikusa | 2015-05-25 21:05

統計ゼミ 矢井田

2015/5/25 担当:矢井田

 5/25(月)12:30から論文ゼミをB103で行います。範囲は第3章 有名な確率分布ですので、第2章 確率論の基本は各自読み進めておいて下さい。
 よろしくお願いします。
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by mushikusa | 2015-05-24 16:22 | むしくさセミナー

論文紹介 矢井田

2015/5/25 矢井田

以下の論文を紹介します。

「Not all ski slopes are created equal:
Disturbance intensity affects ecosystem properties.」
Ecological Applications 19(8) 2009, pp.2242-2253
http://www.esajournals.org/doi/abs/10.1890/08-0719.1

概要
 現在、草原と呼ばれる場所は国土の1%程度しかない。しかし、草原における生物多様性は非常に高く、そこにしか生息しない絶滅危惧種も多い。
 この論文は、草原のひとつに挙げられるスキー場についての研究です。スキー場の様々な環境要因と生物の多様性との相関がみられ、これからの研究や保護を進めていく際にとても重要な内容である。
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by mushikusa | 2015-05-24 16:15 | むしくさセミナー

論文紹介 長井

2015/5/18 長井

以下の論文を紹介します。

「Spatial isolation slows down directional plant functional group assembly in restored semi-natural grasslands」
Journal of Applied Ecology 2013, 50, 404-413
URL:http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2664.12037/full

概要
生物多様性の保全には、生息地の保全のみならず再生も重要である。しかし、生息地の再生方法には確固たる方法論はなく、目標とする生息地と比較する方法が取られている。
近年の研究により、再生の過程に周辺の景観要素が関わることが示唆されている。また種レベルでの再生過程は確率論的な要素が大きいがTraitレベルでは決定論的であると言われている。このことから、Traitレベルでの解析を行うことで、他の場所にも応用可能な一般的なパターンを検出できる可能性がある。
本研究では、
1 再生場所に対して、再生してからの年月と孤立化の度合いが再生に相互に影響をあたえるのか
2 Traitレベルでの群集遷移は景観要素により左右されるか
3 孤立化の度合いは再生時間に独立して、特に散布様式のTraitに関わる制限として影響するか
を明らかにしようとした。
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by mushikusa | 2015-05-18 10:03 | むしくさセミナー

論文ゼミ 2015/5/18

発表者 黒田
以下の論文を発表します。
「Male mating behavior reduces the risk of sexual cannibalism in an Australian praying mantid(Japan Ethological Society and Springer 2008)」

http://link.springer.com/article/10.1007/s10164-008-0130-z#page-1

要旨
繁殖様式は各々の性が自身の繁殖適応度を最大限に引き出そうとする雌雄間の関係の結果であり,雌雄への異なる形の選択圧は一方の性の適応度を増加させる傍らで,もう一方の性の適応度を減少させる.性的共食いはその究極の対立である.交尾後の共食いによって雄は雌の栄養となる。交尾中の共食いによって,雄はより長く交尾し精子の輸送と遺伝子の相続の可能性を増加させる.しかし,交尾前の共食いは遺伝子を残せないため雄にとって損である.性的共食いが上記のような性的対立を代表する場合,共食いのリスクを減少させる雄の形質を見つけられるはずだ. そこで, カマキリの一種であるP.albofimbriataの雄の交尾行動,特にリスク回避行動に注目して雄の交尾時の方向,接近までの時間,求愛行動の有無と頻度を調べた.同時に,雌の体サイズの増加が共食いを引き起こす重要なネガティブ要因となるかについて,雄のリスク回避行動と雌の様々な体サイズの関係性について調べた.
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by mushikusa | 2015-05-15 22:02

2015/5/13 むしくさセミナー

発表者 福岡
題目 環境DNAとマルチプレックスPCRを用いた複数魚種の同時検出
内容 現在、環境DNAとPCRを用いた研究報告は数多くなされている。しかし、一度のPCR解析で一種のみの検出にとどまっている。

そこで本研究では環境DNAとマルチプレックスPCRを用いて複数種の同時検出の確立を試みる。
侵略的外来魚として、オオクチバス(Micropterus salmoides)、コクチバス(M. dolomieu)、ブルーギル(Lepomis macrohirus)を対象とし、在来魚としてカワバタモロコ(Hemigrammocypris rasborella)、ミナミメダカ(Oryzias latipes)、ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)を対象とする。
また、それらを用いてため池101地点で野外調査を行いった結果を報告する。
さらに、本研究で確立した手法を用いた更なる研究を今後行っていく。
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by mushikusa | 2015-05-13 12:54 | むしくさセミナー