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むしくさセミナー

発表者:清水健将
題 目:「送粉昆虫ケブカハナバチ の営巣生態とフローラルフォームを用いた飼養の試み」

 ケブカハナバチはユーラシア大陸に広く分布する地中営巣性ハナバチで,日本には北海道と南西諸島を除く全土に分布する.
本種は早春の不安定な天候下でも比較的安定した飛翔活動を行うことから,春季に開花期をもつ栽培作物の送粉者として期待されている.一般に,本種のような飛翔力の強いハナバチ類は採餌圏が広いため,閉鎖環境下への順応は困難とされるが,本種は小規模なビニールハウス内でも速やかに営巣活動を行うことが報告されている(Adhikari 2009).しかし,野外における本種の営巣生態については断片的な報告に留まっている.

本研究では,本種の野外における営巣活動を調査し,得られた営巣に関する主要なパラメーターをを用いて施設内での飼養環境が適切なものであるかどうかを検討した.さらに,本種を施設栽培作物の送粉者として実用化するうえで重要となる人工的な営巣基材の利用についても検討を行った.

今回は卒業研究に加え、今年度の研究計画について発表を行う。
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by mushikusa | 2015-04-27 10:09 | むしくさセミナー

統計ゼミ 2015年4月27日 勝原

統計ゼミ 第1回目 やります。

日時 : 4月27日 12:30 ~ 13:20 (丑丸研・高見研の論文ゼミの前)
場所 : B103 (丑丸研・高見研の論文ゼミと同じ部屋)

持ち物は筆記用具だけあればよいです。
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by mushikusa | 2015-04-27 09:23

論文ゼミ 2015年4月27日 平岩

日時:4月27日(月)13:20〜
発表者:平岩将良

以下の論文を紹介します.
「Natural habitat loss and exotic plants reduce the functional diversity of flower visitors in a heterogeneous subtropical landscape」
Ingo Grass*, Dana G. Berens andNina Farwig
Functional Ecology, 2014

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2435.12285/abstract

要旨
送粉者のFunctional diversity (FD) は、植物の繁殖や植物―送粉者群集を増加させる。しかし、世界的な送粉者の減少による送粉者のFDの変化はほとんどわかっていない。自然生息地の損失や外来植物の侵入は送粉者の多様性を変化させる主要なドライバーである。
 亜熱帯の南アフリカの景観において、自然生息地の損失や外来植物の相対的な量の変化に伴う在来・外来植物への訪花者群集のFDの変化を調べた。植物と訪花者の相互作用や送粉過程に強く関係する口吻長、口吻の直径、体長についてFDを計算し、検証を行った。
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by mushikusa | 2015-04-26 16:19

統計ゼミ 2015年4月20日 勝原

統計ゼミ 第0回目 やります。

日時 : 4月20日 12:30 ~ 13:00 (丑丸研・高見研の論文ゼミの前)
場所 : B103 (丑丸研・高見研の論文ゼミと同じ部屋)

持ち物は筆記用具だけあればよいです。
統計ゼミに入る前の予備調査として、簡単なアンケートに答えてもらいます。
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by mushikusa | 2015-04-19 23:14

論文ゼミ 2015年4月20日 勝原

日時:4月20日(月)13:00〜
発表者:勝原光希

以下の論文を紹介します.
「Pollen–pistil interactions in reproductive interference: comparisons of heterospecific pollen tube growth from alien species between two native Taraxacum species」

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2435.12165/epdf

要旨
繁殖干渉 Reproductive interference とは、繁殖過程において適応度を低下させるあらゆる種類の種間相互作用を指す言葉である。
植物において繁殖干渉の発生するステージは、pollen transfer, pollen-pistil interaction, hybridizationの3つに分けることができる。
本論文では、pollen-pistil interactionに注目し、外来種からの繁殖干渉に対する脆弱性の異なる日本在来のタンポポ2種、カンサイタンポポとトウカイタンポポを対象に研究を行った。
in vivo と in vitro の実験における花粉管の振る舞いから、在来2種の脆弱性の違いを説明することができるか検証する。
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by mushikusa | 2015-04-18 14:31 | むしくさセミナー

論文ゼミ 2015年4月20日 丸山

日時:4月20日(月)13:00〜
発表者:丸山航

以下の論文を紹介します.
「Current Sperm Competition Determines Sperm Allocation in a Tephritid Fruit Fly」
Solana Abraham, M. Teresa Vera & Diana Perez-Staples
Ethology, Vol 121, 5, p451-461, 2015

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/eth.12355/full

要旨
雄が複数の雌と交尾する動物では,雄が雌の受精を巡って争う精子競争(SC)が生じる.精子競争下では,雄はライバル雄数によって雌に投資する精子数を調節する.雄は交尾時にライバル雄が1個体いる場合や交尾前に複数個体いる場合に精子を多く調節し,一方,交尾時に複数個体いる場合は減らすことが理論的にも実験的にも知られている.本研究では,ミナミアメリカミバエを用いて交尾前後の雄のライバル数を操作し,精子調節への影響を調べた.
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by mushikusa | 2015-04-17 13:59 | むしくさセミナー

むしくさゼミ  2015/4/15 橋爪

日 時:2015年4月15日(水)13:00~

発表者:橋爪裕宜(生物多様性研究室 M2)
題 目:環境DNAの状態と由来の特定 および 感染症生態学への応用研究

概 要:環境DNA分析手法は直接生物を捕まえたり見たりしなくても、水に含まれる生体外DNAだけを検出することで種の特定ができる画期的な手法です。しかし、生体外DNAが何由来でどのような状態で漂っているのかよくわかっていません。正体を特定できれば、分解や拡散を予測でき、また生物量推定に用いることができるかもしれません。今回は環境DNAの挙動とサイズの検証、顕微鏡観察に関する研究を報告し、今後の展望を発表します。また環境DNA手法を感染症生態学に応用したいと考えており、タイ北部・ラオスで蔓延しているタイ肝吸虫の検出系を試みており、その試みを発表します。
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by mushikusa | 2015-04-15 12:50

むしくさぜみ

発表者:日髙舜介
題目「環境DNA分析手法を用いたオオサンショウウオの西日本広域調査」

近年、生物多様性が減少していく中で、生物種の分布の把握は極めて重要となってきている。
そこで、今回は準絶滅危惧種に指定されているオオサンショウウオを対象に環境DNA分析手法を
もちいて行った、卒業研究の内容と、これからの研究計画について発表を行う。

環境DNA分析手法とは、生物が糞や尿、粘膜を由来に環境中に放出しているDNA断片を検出する
ことで対象の種がそこに存在するかどうかを調べる手法であり、低コストで広域の調査を行うことができる。この手法をもちいて、西日本広域のオオサンショウウオの調査を行った。また、オオサンショウウオは外来種のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が桂川水系で問題となっており、他水系においてもそのような交雑が見られないかを調査した。さらに、これと平行して環境DNA手法のデメリットである、いるはずなのに検出できないという偽陰性を補完するため、核DNA中のrDNAを用いた、感度の高い検出系
の開発も行った。

結果としては、調査を行った全ての河川でオオサンショウウオを検出することができ、また、チュウゴクオオサンショウウオの侵入は他水系では見られなかった。
検出感度の高い検出系の開発においては、種を分類することはできなかったがオオサンショウウオ属を検出できる、高感度の検出系の開発に成功した。

今回の、調査で検出された点は目撃情報とも一致し、河川調査における環境DNA分析手法の有用性を示せ他と考えられ、また更なる応用可能生をも見ることができた。

今日は、この研究内容に加え今後の研究計画の発表を行う。
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by mushikusa | 2015-04-15 12:46

TBJCやります。

時間:4月15日、むしくさセミナー終了後
場所:G棟112号室(むしくさセミナーと同じ教室)

取り上げる論文
Polyploidy can drive rapid adaptation in yeast
Selmecki et al. (2015) Science 519: 349–352.

倍数化現象そのものが生物集団の環境適応を早めることを実験的に示した論文です。

山本
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by mushikusa | 2015-04-15 09:29 | むしくさセミナー