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10月31日(水)むしくさゼミ

日時: 10月31日 13:20~
発表者: 永田優子
題目「採草地における管理の放棄・変化に伴う植物多様性の減少メカニズム:植生高の変化による開花の制限」

要旨:
採草や火入れなど、人の管理により維持されてきた半自然草原は、多様な草原性生物がみられる環境である。しかし、近年、管理手法の変化や放棄の増加に伴い、多くの草原性種が減少、絶滅の危機にさらされている。本研究では長野県の採草地において、草原管理とそれによって変化する生育地の環境要因が、種多様性にどのように影響を与えているのかを明らかにし、草原性植物の多様性を生み出すメカニズムを示す事を目的としている。今年調査を行った植生高と開花の関係を含め、これまで得られた結果の報告を行う。
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by mushikusa | 2012-10-30 01:19

10月29日 論文ゼミ 篠原

日時:10月29日(月) 13:20〜
発表者:篠原忠
題目:The evolutionary history of maternal plant-manipulation and larval feeding behaviours in attelabid weevils (Coleoptera; Curculionoidea)
オトシブミ(甲虫目;ゾウムシ上科)における、雌の植物利用と幼虫の摂食行動の進化史

オトシブミ科Attelabidaeは、種特異的な方法(新芽を切ったり葉を巻くなど)で寄主植物を利用することで知られる。本論文では雌が植物を巧みに扱う行動、および幼虫における摂食行動の進化史を明らかにするために、核の18S, 28S rDNAとmtDNA COⅠの塩基配列に基づき分子系統解析を行っている。解析の結果、オトシブミ類は単系統であったが、チョッキリゾウムシ亜科の単系統性は支持されなかった。雌による葉の裁断行動は共通祖先から起源し、その後いくつかの系統で失われていることがわかった。葉を巻く行動については、オトシブミ亜科、ハマキチョッキリ族、イクビチョッキリ族で独立に進化していることが明らかになった。オトシブミ類はこのような複雑な行動により、多様化に成功したのだと考えられる。
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by mushikusa | 2012-10-27 17:28

10月24日 論文ゼミ 丸山

日時:10月24日(水)15:00〜
発表者:丸山航
題目:Male genital morophlogy influences paternity success in the millipede Antichiropus variabilis
ヤスデ類Antichiropus variabilisにおける雄の交尾器形態が父性獲得に及ぼす影響

 体内受精の動物における交尾器は性的形質の中で最も多様である.交尾器は激しい交尾後の性選択に対して急速かつ多様に進化すると考えられている.そうであれば,雄の交尾器形態は直接選択に関与し,優れた交尾器形態をもつ雄はより多くの父性を獲得するはずである.しかし,交尾器形態に働く性選択の形式についてはほとんど研究されていない.
 本研究ではヤスデ類Antichiropus variabilisを用いて,雄の交尾器形態の変異と父性獲得について解析し,性選択がどのように雄の交尾器形態に働いているかを検証する.
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by mushikusa | 2012-10-23 15:48

10月24日(水) 論文ゼミ 永田

日時:10月24日(水) 15:00~
発表者:永田 優子
題目: Effects of repeated burning on species richnes s in a Florida pine savanna: A test of the intermediate disturbance hypothesis
フロリダのpine suvannaにおける、繰り返しの火入れが種多様性に与える影響:中規模撹乱仮説の検証

撹乱がある環境下において、種の多様性はその環境への定着と、競争による排除とのバランスによって規定される。撹乱が強すぎず、弱すぎず中規模な環境下において、定着と排除のバランスが保たれ、群集の多様性が最も高くなると考えられる。
ここでは、繰り返しの火入れによる撹乱が、植物の種数、個体数、多様性に与える影響を明らかにする為、様々なモデルを用いてパターンの検証を行った。
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by mushikusa | 2012-10-22 19:37