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酪農学園大学の矢吹哲夫さんによるセミナー

7月29日のセミナーは第211回 自然環境論セミナーへの参加になります。

13時20分〜
矢吹哲夫氏 (酪農学園大学)
「エントロピーによる太陽光下での光合成の最大効率の解析」

<要旨>
周知のように、光合成は二重の意味で地球生命環境に貢献している。一つは生命エネルギーの供給源として、一つは二酸化炭素の吸収源としての貢献である。それ故、この光合成のエネル ギー効率を解析、評価することは意義あることである。本セミナーでは、光合成のエネルギー効率について以下の2点に分けて報告したい。
(1)量子収量データに基づいた光合成の実際のエネルギー効率の定式化と計算
(2)太陽光のエントロピー計算に基づいた光合成の最大エネルギー効率の定式化と計算
特に(2)について、表面温度5780Kの太陽から15000万km離れた地球に届いたときの太陽光のもつエントロピーを定量的に評価することで、その太陽光で行なわれる光合成の最大効率 を評価する理論式を提起しその理論式に基づいた計算結果を紹介する。計算の結果、(1)で求めた光合成の実際のエネルギー効率が20%前後であるのに対して(2)で求めた最大エネ ルギー効率は約76%となり、両者の間には大きな差があることが分かった。

連絡先:蛯名邦禎
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by mushikusa | 2009-07-28 23:32 | むしくさセミナー

修論経過報告

日時:2009年7月8日(水)13:20~ G318室
題目:里草地環境と植物多様性の関係について
演者:植松 裕太(丑丸研・M2)

人為的な管理によって伝統的に維持されてきた里草地は、多くの生物にとって重要な生息場となっている。しかし近年、管理手法の近代化や放棄に伴ってその環境は変質し、多くの生物が絶滅の危機に瀕している。
里草地の保全のためには継続的かつ適度な管理が必要とされるが、その面積は広大である。効率的な保全計画立案のためには、特に生物多様性のポテンシャルが高い場所を特定する必要がある。
現在、圃場整備地において植物の多様性が低いことは明らかになっているが、非整備地内での多様性の高低に関する情報はほとんどない。

本研究では、非整備地の棚田において植生調査、土壌水分量及び栄養塩の測定等を行い、植物多様性と環境条件との関係を調べた。
本日は、解析の進捗状況について報告する。
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by mushikusa | 2009-07-08 15:24 | むしくさセミナー