カテゴリ:論文ゼミ( 50 )

20180205 論文ゼミ 寺田夏蓮


Micro-CT scanning provides insight into the functional morphology of millipede genitalia


microCTを用いて、錠と鍵の構造を持っていると考えられるヤスデの雌雄の交尾器形態を、詳細に観察しています。


http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1469-7998.2011.00892.x/abstract



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by mushikusa | 2018-02-05 09:06 | 論文ゼミ

2017.1.15.論文ゼミ.西村

Evolutionary Trade-off between Secondary Sexual Traits and Ejaculates

近年の理論モデルは雄の武器形質と装飾形質の進化的分化に働く交配前性淘汰は精液への投資とのトレードオフが有ることを予測している.しかし,過去の研究から得られた二次的性的形質と精液への投資の相関パターンは不明瞭なものが多く,この予測を支持するのに十分でない.他の生活史形質や,環境要因,交配システム,交配相手探索能力を変数として考慮することや,実験的操作や遺伝的相関を検証する実験が二次的性的形質と精液への投資間の不明瞭な相関を理解し,その根底にある形質間のトレードオフを明らかにできる可能性がある.
今回の論文では,過去に行われてきた研究や,二次的性的形質と精液への投資間のトレードオフの理論の紹介している.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0169534717302549
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by mushikusa | 2018-01-12 11:34 | 論文ゼミ

20171218 論文ゼミ 上原勇樹

Transience after disturbance: Obligate species recovery dynamics depend on disturbance duration
Alexander Singer, Karin Johst
Theoretical Population Biology 115 (2017) 81–88

発表者:上原勇樹

2種系のメタ個体群モデルを用いて、攪乱(期間と強度)が2種(ホスト種と共生に依存した種)の占有率にどのような影響を及ぼすかをシミュレーションしている研究です。
※ベクトル場のグラフ(図2)が出てきますが、思ったよりこわくない論文です。


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by mushikusa | 2017-12-18 11:47 | 論文ゼミ

20171218  論文ゼミ 高島敬子

Beyond species : functional diversity and the maintenance of ecological processes and services
Marc W. Cadotte et al.(2011)

機能的多様性と生態系プロセス、生態系サービスの関係を過去の論文から再考したレビュー論文

保全活動や再生活動の目標は、生物多様性の維持やその多様性の生み出す生態系サービスの維持である。
このような活動では、種数等、種の多様性に着目した評価が行われている。しかし、種の多様性がどのように生態系機能に影響するかは形質や種によって埋められているニッチに左右される。

・Functional diversity(FD)の計測がなぜ生態学的なパターンの理解に有用で、管理に対して重要性を持つのか
・FDと種数の相関の強さが環境傾度の違いに関わらず変化しているか、FDは種数よりも生態系機能に対する説明力を示すか再考した。

HP
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1365-2664.2011.02048.x/abstract

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by mushikusa | 2017-12-17 14:28 | 論文ゼミ

論文ゼミ 2017.12.18 里見

タイトル:Evolutionary allometry reveals a shift in selection pressure on male horn size

種内に働く選択圧が,発育上の制約とどのように相互作用するかは、まだほとんど理解されていない.特に,性淘汰が進化的アロメトリーに影響を及ぼすかどうかはほとんど知られていない.雌雄ともに角を発達させるウシ科に注目し,91種を含むデータセットを用いて,性淘汰の強さ(配偶システム)と種間系統関係の両方を考慮して,角サイズと体重の間の進化的アロメトリーを雌雄間で比較した研究を紹介します.


http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jeb.13142/epdf
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by mushikusa | 2017-12-16 21:56 | 論文ゼミ

2017.12.4 論文ゼミ 篠原

The Role of Life-History and Ecology in the Evolution of Color Patterns in Australian Chrysomeline Beetles

オーストラリアのハムシ亜科を用いた色彩の進化の論文です.ハムシの形態,ハビタット,寄主植物の違いが色彩とどう関連しているのかについて,系統種間比較を行うことで明らかにしています.

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2017.00140/full#supplementary-material

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by mushikusa | 2017-12-04 11:13 | 論文ゼミ

2017.12.4 論文ゼミ 西村太良

Sexual selection and genital evolution


雄交尾器形態は全ての形態の中でも最も分化していると考えられている.交尾器形態の分化は性淘汰によって説明できると考えられている.しかし,性淘汰には複数のメカニズムが存在し,メカニズム間の識別は困難である.

ここで,本レビューは過去の交尾器形態に働く性淘汰を検証した研究や議論を紹介しながら現在の性淘汰の重要性や,性淘汰のメカニズムの識別への見解を示した.


http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0169534703003744
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by mushikusa | 2017-12-01 16:10 | 論文ゼミ

2017.11.27 論文ゼミ 夏

Strong selection on male plumage in a hybrid zone between a hybrid bird species and one of its parents

R. I. BAILEY1, M. R. TESAKER 1, C. N. TRIER & G.-P. SÆTRE


Homoploid hybrid speciation(HHS)は雑種と親種の間に生殖バリアが必要である,親種間の不完全な生殖隔離(RI)にも関わらず。新たな二次性的形質は親種両方に対する接合前隔離を引き起こすかもしれない。一方,親集団に継承されたシグナル特徴を持つ雑種集団はもう一つの親集団に対する接合前隔離を生じるかもしれない。

ここで,我々は狭い高山交雑帯におけるイタリアスズメ(雑種集団)とハウススズメ(親集団の一つ)の間に雄羽毛機能における違いが配偶前バリアをとするかどうかを調べた。

イタリアスズメの羽毛は親特徴の複合モザイクである,そして頭の羽毛はもう一つ親集団のスペインスズメと最も似ている。

我々は三つの羽毛特徴に対する選択、75核SNPsとこれらのSNPsを基づいた交雑指数を調べるため地理的クライン分析を用いた。

いくつのSNPsはアルプスにおいて,制限された浸透の証拠を示した。クラウンの色は最も狭い羽毛クラインを示し,適応度の37%(4%-65%)が下がることを表した。クラインは狭過ぎて,中立浸透によるものとは言えない。交雑帯において,クラウンの色だけが有意の二峰性を示した。この二峰性はRI若しくはメインQTLによるものかもしれない,ただし,適応度の見積もりは選択がこのパタンに貢献することを示唆する。我々はHHSとイタリアスズメの種の状態に関しての意義を議論する。


URL:

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jeb.12652/epdf


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by mushikusa | 2017-11-27 03:04 | 論文ゼミ

2017.11.27 論文ゼミ 勝原


Dynamics and persistence in a metacommunitycentred on the plant Antirrhinum majus: theoreticalpredictions and an empirical test

ピレネー山脈に生育するキンギョソウと、その種子を食べるゾウムシ、そのゾウムシに寄生する寄生蜂の、3つの栄養段階にわたる相互作用ネットワークのメタコミュニティの持続性について、実証と理論を組み合わせてアプローチした論文を紹介します。
本研究では、2年間にわたる野外調査と、様々な観点からの理論モデルの解析から、メタコミュニティ持続のメインプロセスが、Source-sink関係にあるパッチ間の移動分散にあることを強く示唆しています。
読み応えもあり、ひとつひとつ仮説をクリアしながら理論的に検証をすすめるアイデアが多く得られる論文でした。

URL:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1365-2745.12515/full


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by mushikusa | 2017-11-26 23:34 | 論文ゼミ

20171113 論文ゼミ 上原

タイトル:

Coexistence of species with differentdispersal across landscapes: a critical role of spatial correlation indisturbance

Jinbao Liao et al.


発表者:上原勇樹(生物多様性研究室M1)


理論の論文です。植物群集の種共存と攪乱レジーム・攪乱の空間自己相関の相互作用を見ている論文です。


攪乱は植物群集で種多様性の維持のカギとなっている。攪乱の頻度や程度の種多様性への影響はこれまで研究されてきたが、これらの攪乱の様子が種多様性に影響を及ぼす攪乱の空間構造とどのように相互作用するのかについてまだメカニズムは理解されていない。生態系の保全や管理に関して理論的に次のことを実証する。「生態系に空間自己相関する攪乱を導入したり現存の攪乱レジームを変更することが、生物種の侵入を制御したり生物種の共存を促進したりするための有用な戦略となりうる。」これによって攪乱パターンの解析は生物多様性保全に新しい見識を与えるかもしれない。


リンク(学外インターネットからでもアクセスできると思います。)

http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/283/1830/20160537?utm_source=TrendMD&utm_medium=cpc&utm_campaign=Proceedings_B_TrendMD_0



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by mushikusa | 2017-11-13 08:48 | 論文ゼミ